推しに人生救われた話。
どうも、りとるぐりーの真ん中オタクです。
(厳密にはもはや“元”に近いですが。自らゆるオタに成り下がったので。。)
なんだかTLがとんでも無く盛り上がっていたのと、個人的には22卒の就活生ということでもし今まで誰かに救われた言葉はありますか?的な趣旨の質問されたら
人物の詳細はぼやかしつつこのこと話そうとしていたので自分的備忘録としても残しておきたいと思います。
「ふーん」くらいで、そのうえ初寄稿なので語彙力のなさは目を瞑って頂ければ。
そのつもりは全くないですが、万が一
「おっとこれはただの惚気か?マ○ントか?」
と思ったのであれば、即座に回れ右していただければと思います。
かなり実体験を交えるので主観的な話ではありますが、私なりに思う彼女の魅力が伝えたいのです。
では、本題に戻って。
私がどう“推しに人生救われたのか”
それは遡って約三年前、いわゆるリリイベでのお話です。
(もうそんなに経っている…Time goes by…)
私は地元でしかほとんど参加していなかったし一度に何度も積みまくるオタクでもなかったので
顔は覚えてくれていたけれど友達のように話したくても緊張しすぎて一度もと言っていいほど上手く話せたことはほとんどなかった。
けれど、いつもかわいいパッチリキュルンキュルンおめめ(語呂悪)で
視線をこちらに向けながら話を聞こうとしてくれていた。
そんな彼女だからこそ、甘えすぎてもいけないと思っていたけれど
相談したくてたまらなかったことがあった。
たぶんあのときの私は、彼女に“しか”相談したくない内容だった。
その内容は晴れて大学生になり彼女たちに憧れて入った「アカペラサークル」でのこと。
秋に行われる新入生中心のサークルライブで、初めてリードボーカルをやることになった。
ただ、その当時の私は「目立ちたくない、ずっとハモってればいい」と思っていた。
本当はリードボーカルなんてやりたくなかった。目立ちたくないから。
いざ活動日の初合わせ、もちろんそのマインドで練習していたから
声は出ないわ周りの視線が気になって誰にも見られたくなくて不安なせいで余計に声が裏返るわで
本当に散々な状態だった。
自分が悪いのにそのおかげでさらに自信を無くして落ち込み、サークルを辞めることまで考えた。
しかもその頃には今ほど知り合いもおらず、先輩や同期に相談するなどもってのほかだった。
そのメンタルボロボロの状態で知らされたのが、「世界はあなたに笑いかけている」のリリイベ告知だった。
ー『ここしかない』と思った。あなたたちに憧れて入ったサークルなのに自分の小心者な性格のせいで本当は好きなはずの「歌うこと」
がトラウマになって嫌いになるかもしれない。その寸前だった。今思えば大袈裟だなあなんて思えるけれど、当時の私は本当に思っていた。
あの子だったらどうやって言葉をかけてくれるかな。プロとしてその道の第一線を歩んでいる人だからこそ、聞きたかった。
そして迎えたリリイベ当日。
とにかくそれを伝えることが頭から離れず、心ここに在らずだったことを覚えている。
ミニライブが終わり、いよいよサイン会。
とにかく列が長蛇なので根気よく並んでいた。(立ちっぱなしだから腰痛くなるんですよわかります?)(世が落ち着いてまた対面でも開催される日がきますように)
いつもこれ言ってアレ言って〜〜と練ってはいるものの一度として上手くいった試しがないので自分を信用していない。
まあなるようになるさと思いつつ頭の整理だけはして。面接前みたいな感覚になるんですよね。緊張している証拠です。
そして迎えた自分の番。
「アッきた☺️」といつも通りの優しい笑顔で迎えてくれた推しちゃん。
それに甘えるような形で思い切って話してみる
「私リトグリとせりなに憧れてアカペラサークルに入ったんだけど今度リードボーカル任されることになって。全然上手くいかなくて不安で自信無くしてて。どうしようって悩んでて…」(うろ覚え)
最初はほんまに?!って嬉しそうにリアクションしてたのが私が不安を口にし始めたら一瞬真剣な顔つきになって
その瞬間「アッ申し訳ない…」と思ってしまった。わかってたことなのにね。
でもそのあとすぐ笑顔になって
『いいやんリード!1番自由に歌えるし!好きに楽しめばいいよ!』
と言った。
そして書いたサインを渡しながら
『それにリード任されてるってことはそれだけ実力があるって思われてるわけだから。自信持って歌っちゃえばいいんだよ』
その言葉を聞いたとき、涙が出そうになった。
きっと誰にかけてもらっても嬉しい言葉ではある。だけど、あの頃の自分にとって
「大好きな人にかけてもらった言葉」という箔がついただけでこんなにも心にくるものなのかと思った。
「ありがとう、頑張ってみる!」
その言葉を繰り返しながらその場を離れた記憶がある。
そしてこの貰った言葉が自分の殻を破るきっかけになる。
リードボーカルとして初舞台を踏んだのはサークル合宿の最終日の発表会だった。(まさかの相談するきっかけの某サークルライブよりも前)
合宿で初めて会った人の方が多い中で歌うのですら緊張するのにそれに加えてまさかのリードボーカル。(ちなみに私の認識ミスで合宿初日にそれが発覚した。音取りしたのに全然違うところやってた。今思うと寒気がする。まじやば。)
何度も何度ももらった言葉を思い出してたらもはや「もう知らん!!練習はした!!なるようになれ!!」という気持ちで挑んだ。
いろんなこと抜きにして楽しんじゃえ。たぶんある程度吹っ切れていたんだと思う。
そして回って来た出番。
なんとか歌いきり、出番を終えて終幕を迎えた。
ハア〜〜なんとかやらかさずに済んだ〜〜〜なんて肩の荷が降りてどっと疲れが出たっけ。
そして合宿後に開催された打ち上げ。顔見知りになれた同期や先輩とご飯を食べながら話に花を咲かせる。
するとそこで一緒に話をしていたとある先輩から急に、
「Y(仮)(サークル名)ちゃん歌うまいね?!すごくよかった!1回生の中で1番好きだった」
と言われた
え?
頭が真っ白になった
え、今なんとおっしゃっ…
ようやく頭が理解に追いついた。
こんなことってあるんだ…
たぶん、いやこれは確実にそうだけど
あの子の言葉がなければ私はあんなに思い切って挑めなかったしこんな風に評価されなかったかもしれない
ありがとうせりな、あなたがいなかったら今頃私は見えない心の闇と戦い続けてその挙句きっと負け越しだったよ
「心から好きな人、尊敬する人」の言葉のパワーを感じた瞬間だった。
そして
「推しに人生救われた…」
大袈裟ではなく本気でそんなことを思った。アレがなかったら今頃こんな日々送ってなかっただろうな。感謝している。
まさかその数ヶ月後に自分の歌ってる姿を見られるとは思いませんでしたが。。久々に見返してたら芋すぎて○にたくなりました。
まあこの話はまたどこかで。
ここまで読んでくれた方っているのかな、いない気がしてきたけれど(もしいらっしゃったら本当にありがとうございます)
こうやって昔を掘り起こして懐古厨かのごとくつらつら書こうと思ったのは、
私が「推し」と「ファン」という距離感であの子と接していた時に感じた
「繊細で優しい性格だからこそかけてくれる言葉、表情」があるなと思ったからです。
意外と繊細で〜と話すことは前からあった(ソースは覚えてないです、すみません)から自分でもわかっているんだなあと思っていたけれど、
実際に話すと目をぱちっと開けて頷きながら話してくれたり剥がされて「ありがとう〜!!」と言ってくれ送り出してくれるときの表情だったりとにかく「優しくてあたたかい」という印象を常に受けていたんです。
そういう「優しい人」は人の痛みもわかるような繊細な部分も持ち合わせているような気がして。
とあるインスタライブでは
「毎日のようにコメントやDMくれる子達がたくさんいて、今日はこんなことあったよ〜とかそうやって私に伝えたいと思ってくれることが嬉しい。中には相談だったりちょっと悲しいことがあったりした時に送ってくれる子もいる。私は返信することはできないけどみんなの言葉読んでるから、その吐き出したい言葉がもしあれば私でよければどんどん送っていいからね。(意訳)」
なんてことを話していたこともあったけどとにかく自分のことを愛してくれる人には大きな「愛」で返してくれるような子だなあと思ってます。
だからこそ「私のファンは愛が重めの子も多いんですよ☺️」なんてインタビューで答えていたこともあったけどそんなファンの子が増えるのも頷ける。
私にかけてくれた言葉も、こうやって自分のファンに対して思いを口にして届けようとするところも、
きっとその「痛みをも分かろうとしてくれる優しさ」、その繊細さがあってからこそなんだろうなと勝手に感じてます。
唐突ですが、個人的に。今年の某NHK音楽番組(インタビューが多かったSで始まりSで終わる番組)を見て感じたのは
「真ん中で歌い続けることで自分にも周りからも感じる期待やプレッシャー、重圧が少なからず原因の一つとしてあったのではないか」
ということです。もちろん決定的なことは皆さんなんとなく察してると思うけれど私はそれだけではなくて他の要因もあったと思っていて。
それが一つの要因でもあるのではないかなんてあの番組を見て思っていました。
確かに今は「真ん中」だし「圧倒的センター」なのかもしれない。
でもこれは元々の立ち位置から5人になったから必然的に「真ん中」になったのでもあって。
確かに前からリードの分量は多い方だったけれど、メンバーにも圧倒的〜と言われていて(発言した子を悪いとは1ミリも思っていません)
少し「ウウウ…」と唸ってしまったのが正直なところです。複雑な感情に苛まれました。
でも裏を返せばそれだけ頼りになれて「真ん中」でどっしりと構えてる安心できる存在なんだろうなとも感じました。
4人の素直な気持ちも聞けて、涙なしでは見られなかったけれど
「ああ、私たち以上に4人が恋しくてたまらないんだろうな」と強く感じた日でもありました。
今度の大千穐楽公演、今までの記載がないだけに完全体を期待するような声も上がっていて皆も待ち侘びているんだろうなあというのが伝わる。それと同時に、どうかそれがプレッシャーにならないで、ということだけを本当に祈りたいです。
歌いたい、みんなの前に立ちたい、伝えたい、あの子がそう心から思えるようになれる日まで。
そしてその日が来たら全力で「おかえり!!!!!!!!!」と騒ぎ回りたいね、その日を待ち侘びて私は今日も明日もその先も生き延びます。
またあの笑顔に会えますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。